- 環境分析
シャワー水には危険が潜んでいる…

レジオネラ属菌による感染症が問題に
毎日何気なく使われているシャワー。しかし、そのシャワーから出る水には、目に見えない危険が潜んでいるかもしれないことをご存知でしょうか?
近年、シャワーを介したレジオネラ属菌による感染症が問題となっています。快適なバスタイムを安全に過ごすためにも、シャワー水の定期的な検査が必要です。
レジオネラ属菌とは?
レジオネラ属菌は、河川や湖沼、土壌など自然界に広く生息している細菌です。この菌は、20~50℃の幅広い温度で増殖し、特に36℃前後で最も活発になります。
私たちの身近な環境では、給湯設備、冷却塔、加湿器、循環式浴槽、そしてシャワーなど、人工的な水環境で菌が繁殖しやすいため注意が必要です。これらの設備内で生物膜(バイオフィルム)が形成されると、レジオネラ属菌の温床となります。
⚠️レジオネラ属菌の危険性
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レジオネラ症
レジオネラ属菌に汚染されたシャワー水などを吸い込むことで、レジオネラ症と呼ばれる感染症を引き起こす可能性があります。レジオネラ症には、肺炎型とポンティアック熱型がありますが、レジオネラ肺炎が重症化すると、意識障害や多臓器不全に至ることもあり、特に高齢者や免疫力が低下している方は命に関わる危険性があります。致死率は5~30%とされています。
シャワー水の検査方法
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流れ01
現地採水
専門のスタッフが直接お伺いし、シャワーヘッドから適切な方法で採水します。初流水と一定時間流した後の水を採取するなど、より精度の高い検査を可能にします。 -
流れ02
培養・測定
採取したサンプルを持ち帰り、培養検査を行います。通常7~14日(2週間)程度で結果が判明します。 -
流れ03
ご報告・ご提案
100mLあたりの菌数を計測し、詳細な報告書を作成します。基準値を超える菌が検出された場合は、シャワーヘッドの洗浄・交換、給湯設備の消毒など、最適な改善策をご提案します。
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